どこから始めるか
すべてを一度に直そうとせず、1つ選んで、小さく始めることをおすすめします。
まず現状を確認する
Section titled “まず現状を確認する”改善の前に、使われていないものがないか確認すると、無駄な作業を避けられます。
| 確認対象 | チェック観点 |
|---|---|
| 画面 | アクセスログがほぼない画面はないか |
| ステータス | 実際には使われていない状態値はないか |
| カラム | 1種類の値しか入っていない区分はないか |
| ボタン | クリックされていない機能はないか |
| 権限 | 使われていない権限、分ける意味がない権限はないか |
使われていないものは、削除か統合の候補になります。
改善より先に「そもそも不要」を見つける方が、効果が大きいことがあります。
優先順位の考え方
Section titled “優先順位の考え方”| 改善コスト:低 | 改善コスト:高 | |
|---|---|---|
| 影響度:高 | ここから始める | 計画的に進める |
| 影響度:低 | 余裕があれば | 後回し |
影響度が高く、改善コストが低いものから手をつけると、効果が出やすいです。
影響度の判断基準
Section titled “影響度の判断基準”- 使用頻度が高い画面か
- ユーザーからの不満が多いか
- 操作ミスや問い合わせが多いか
改善コストの判断基準
Section titled “改善コストの判断基準”- UI変更だけで済むか(DB変更が不要か)
- 影響範囲が限定的か
- テストが容易か
原則別の難易度
Section titled “原則別の難易度”第2部で紹介した原則には、実装の難易度に差があります。
| 原則 | 変更範囲 | 難易度 | 最初の一歩として |
|---|---|---|---|
| 画面名の見直し | 命名 | ★☆☆ | ◎ おすすめ |
| 登録のインライン化 | UI | ★★☆ | ○ 良い |
| 編集のインライン化 | UI | ★★☆ | ○ 良い |
| 確認画面の削除 | UI + Undo | ★★☆ | ○ 良い |
| モードレス化 | UI | ★★☆ | ○ 良い |
| 状態と操作の分離 | DB + API | ★★★ | △ 計画的に |
| ステップ→不足条件 | DB + UI | ★★★ | △ 計画的に |
難易度の目安
Section titled “難易度の目安”- ★☆☆: 命名変更や軽微なUI調整。すぐに着手できる
- ★★☆: UIの変更が必要。フロントエンドの改修で対応可能
- ★★★: DB設計やAPI設計の見直しが必要。計画的に進める
最初は★☆☆〜★★☆の原則から始めて、成功体験を積むことをおすすめします。
小さく始める
Section titled “小さく始める”最初の改善は、小さく、目に見える効果を出すことが大切です。
良い最初の一歩(★☆☆〜★★☆)
Section titled “良い最初の一歩(★☆☆〜★★☆)”- 画面名を「操作」から「オブジェクト」に変える(★☆☆)
- 編集画面を詳細画面に統合する(★★☆)
- 確認画面を1つ削除し、取り消し機能を追加する(★★☆)
- モーダルをインライン編集に変える(★★☆)
避けた方がよい最初の一歩(★★★)
Section titled “避けた方がよい最初の一歩(★★★)”- 「状態と操作の分離」から始める(DB変更が必要)
- 「ステップ→不足条件」から始める(DB+UI両方の変更が必要)
- 全画面のリニューアル
- 複数の改善を同時に行う
1つ改善して、効果を見せる。それが次の改善につながります。